2024-04-01から1ヶ月間の記事一覧

サルマン・ラシュディ『真夜中の子供たち』2~群衆へ

下巻に入ってさまざまエピソードが錯綜し、道に迷った。「真夜中の子供たち」がインド亜大陸の大きな歴史の流れのなかで何某かのベクトルを示しながらエピソード群を綴じてゆくのかと思ったら全く当てがはずれた。「かくして私はもう一度わが家から追放され…