2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

センベーヌ・ウスマン『母たちの村』(2004)

久しぶりにWC研でホストを務める。明治大学中野キャンパス初潜入である。セネガルの作家、映画監督であるSèmbene Ousmane(1923-2007) の『母たちの村』は124分という長さを感じさせない強烈なインパクトのある作品だった。15%の少女が命を落とすという女子…

セゼール台風

夕立をきわどくかわして国分寺の東京経済大学へ。「カルチュラル・タイフーン」と銘打たれたカルチュラル・スタディーズ学会で注目のセゼール・セッションを聴く。ネグリチュードの詩人エメ・セゼールを〈植民地主義〉〈アフリカ〉〈シュルレアリスム〉とい…

未来へのアーカイブ

福島の原発事故の記憶がなぜこんなにあっという間に人々の記憶から消えてゆくのだろう。駒場で放送人の会と情報学環主催の「未来へのアーカイブ 原発事故・放射能汚染の過去/未来」という講演会を聴く。カタストロフィの報道における時間、社会の記憶、メデ…

AYUO新境地!(2)

きょうも暑かった。AYUOさんのスペシャル・ナイトの二日目。時間を間違えて第Ⅰ部の終わりごろにKENに滑り込む。第Ⅱ部の「アルトーとジャン・ルイ・バロー」。AYUO作曲のピアノ・ソロ作品Aberalrd's Prayerは充実した力作。次のアルトーのテクストによるエレ…

サルトル学会

炎天下の池袋、立教大学のサルトル学会に出かけた。3人の発表を聞き、今日もたくさんのことを学んだ。中村隆之氏の「サルトル/ファノン試論」では、LamouchiのJean-Paul Sartre et le tiers monde(1996)をひきつつ、サルトルが「黒いオルフェ」などの反植民…