2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ジョン・ケージの波

公園通りクラシックスにて、19時半スタートのAYUO and SEASHELLライブ。まずはジョイス研究者でもある神話学者ジョゼフ・キャンベルについてのAYUOさんのレクチャー。そのあと演奏に入り、前半はキャンベルの妻であるコンテンポラリー・ダンサー、ジーン・エ…

カルミナ・ミュージック・ワークショップ

今日は3人。作曲講座。モードを色でイメージする。ひとつのモードないし音列をひとつの色に割り当て、それが変わるとき別の色で書く。白い紙に色ペンで3人ないし4人の演奏用のラインを引き、それぞれのラインがいろんな色の変化を示す。僕には各ラインのなか…

ろうそく灯下の朗読会

表参道のタウンデザインカフェにて19時スタート。普段職場で扱うことを余儀なくされている「制度的」なことばの皮相さにいささかうんざりする身にしてみれば、詩のことばを聴くこの会は砂漠に沁みとおるスコールの恵みだ。詩なんて何の役にも立たないんじゃ…

輪読会

グリッサンの輪読会。一時帰国した中村さんから貴重なANTILLAグリッサン追悼号と論文を3つ頂く。廣田さんに加えてセゼール研究の佐々木さんも参加。なかなかに盛り上がる。グリッサンとベルグソンの親近性を考える。久々に打ち上げに参加、カレーを食べて帰…

『北と南』 vol.2

第2号も充実である。河内君、すばらしいです。仕事特集(東京特集だけど)は相変わらず面白い。大辻都の「レッド・ダート・ブルース」は、作者の持ち味である夥しい固有名が次から次へと小気味よく周到に繰り出されるリズミカルな文体が赤羽団地を拠点とする…

管啓次郎×小池桂一トーク

19時に六本木、青山ブックセンターに駆けつける。仕事のあと気合を入れて来た甲斐のあるお話しだった。アメリカ・インディアンの教え、それは白人の「合衆国・グローバリスム」に回収されない、土地と関係しながら生きる人々の生の姿の意味である。資本主義…

フーコー、震災

石田英敬先生の2本のテクストを読了。L'Herne Foucault収録の《Vent d'Ouest》は日本におけるフーコー受容の俯瞰。フーコーの裾野の広がりと影響を再確認。読んでみたい/読めなかった文献がいくつも浮上してくる...。Le Monde diplomatique, Avril 2011…

管啓次郎×小池桂一『野生哲学 アメリカ・インディアンに学ぶ』

原発事故のあと、私たちは自らの生きる土地と世界をどのように再想像すべきなのか? 『野生哲学』はそのためのヒントを与えてくれる。「都市」に生きるわれわれが失ったものは何なのか? 見えなくなったものは何なのか? 感じられなくなったのは何なのか? …