2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧

シャモワゾー『テキサコ』

数日前に読了。原作は1992年。ゴンクール賞。星埜守之訳は1997年平凡社より。フォール・ド・フランス近郊の石油会社のタンクのそばに出来たスラム街テキサコをつくりその場所をベケたちから死守した女闘士マリー・ソフィー・ラボリューの物語。グリッサンが…

キース・ジャレット・ソロ

昨年のトリオで悲しい思いをしたのだが、ソロ公演と聞いてやはり切符を買ってしまった。今回の来日は昨日と今日の2公演のみ。オーチャード・ホールで日曜日というのに19時開演。タッチに往年の粘りはなく、リズムのグルーブ感も影をひそめてしまった。得意の…

とある一日

息子の4才の誕生日。4月から通い始めたシュタイナー系の幼稚園でお誕生日会があった。誕生日を迎える子供の両親は、この日、園児たちと一緒に教室で手仕事をしながら過ごす。つまり「保育参観日」的な側面もある。妻は子供たちのおやつであるパンケーキに自…

作品

前の職場で最後の頃、生徒たちにまじって制作した「フォトグラム」(レンズを使わない長時間感光による写真)がデザイン科のMさんから送られてきた。稚拙な作品に丁寧な梱包をしていただいて恐縮する。展示会の写真や添えられた文章からMさんの情熱が伝わっ…

グアムと与那国

今日はWC研ホスト。1本目はVanessa Warheit "The Insular Empire---America in the Mariana Islands" (2009)、59分。グアムの米軍統治をめぐるTVドキュメンタリー。去年春のグアム旅行のあとに知人から教えてもらったTVドキュメンタリー。チャモロ人からのグ…

老人と海

WC研のプレゼンのために久々にヘミングウェイの『老人と海』を読み返した。福田恒存のあとがきが時代を感じさせて面白かった。「米文学」なんてくくりは今は昔、まして「ヨーロッパ文学に比べて米文学の人間描写の物足りなさ」などをうんぬんする時代(?)…

カルミナ・ミュージック・ワークショップ

箱根旅行の予定が都合で直前中止となり、AYUOさんの即興ワークショップに夫婦で参加した。参加は4名、アイリッシュ・ハープの人とピアノの人がいらした。妻はアルト・ライアーを持参、僕は音楽室のソプラノ・アコーディオンを使わせてもらった。モードについ…

ガード下のチック・コリア

早稲田で久々のグリッサン輪読会。みなそれぞれ仕事の疲労をかかえながら集まって『ラマンタン湾』を2時間読む。立花先生がいれてくれたマテ茶が効いて元気が出た。帰りにJR中野駅で降りたら、ガード下でお洒落ないでたちの若者のバンドがチック・コリアの「…

シュールレアリスム展

今日は仕事のカレンダーでうれしい休日。しかも終日free time!! なんとぜいたくな時間だろう...。午前中は輪読会で担当する『ラマンタン湾』の訳稿にじっくり手を入れる。そして昼前に六本木の新国立美術館でポンピドゥー・センター所蔵作品で構成される…