2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

カルミナ・ミュージック・ワークショップ

8月は旅行でお休みして久々に参加。参加者2名でさびしかったが、今回のお題もテクストに音楽をつけること。今日はフランス語に挑戦。Jean Tardieuの《Vacances》を使ってみた。テクストを自由に切り取ってコラージュのように即興的につなげることにした。ピ…

奥多摩浅間尾根

今日はお休み。台風15号接近で雨模様だが、奥多摩の山にでかけた。2007年の5月GW以来の単独行である。朝7時に車で出発、リヒテルが弾く平均律のカセットテープを聴きながらいい気分で永福町から首都高下り線に乗ってそのまま中央道に入り石川SAで一休みして…

笹久保伸×AYUO

しばらく滞留していたアイヌモシリから一気にペルー・アンデスの高地に吹き飛ばされた。渋谷公園通りクラシックスでのライブの第1部。ペルーに長く滞在しペルー音楽の専門家であるギタリスト笹久保伸とヴォーカルIrma Osnoのすばらしいパフォーマンス。Irma…

アイヌモシリの幻影4

ナラトロジーといえば、面白かったのが本多勝一『アイヌ民族』(朝日新聞社、1993年)である。この著名なジャーナリストは、本書では何とフィクション仕立てでアイヌの生活世界の叙述を試みる。500年前の釧路の架空のコタンにおけるハルコロという架空のヒロ…

アイヌモシリの幻影3

それにしてもアイヌの歌い語りのジャンルで興味深いのが「ヤイサマ」という即興歌である。ユーカラやウェペケレが固定した主題をもつ物語を語り演じる以上、演じ手による差異はあるとはいえ、コアとなる物語は設定される。いくつものパフォーマンスを通じて…

アイヌモシリの幻影2

阿寒のアイヌコタンを訪れたこともあって、この夏は「アイヌ文学」に少しく親しんだ。永遠の古典、知里幸恵編訳『アイヌ神謡集』(岩波文庫)、山本多助『カムイ・ユーカラ』、萱野茂『アイヌの昔話』(いずれも平凡社ライブラリー)。『アイヌ神謡集』の有…

アイヌモシリの幻影

息子のヘルニア手術は予定通り無事終了。反復的日常生活に戻った9月もはや半ば。8月14日から24日まで過ごした北海道の夏休みを思い出す。雨ばかりだったが涼しく快適な旅だった。 ★ 千歳空港で車を借りて出発。旭川、大雪旭岳、阿寒、釧路湿原、帯広中札内、…