2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

今日で3月も終わり。気がつくと葉山でのエル・アナツイ彫刻展が昨日で終わっていた。残念! 廃品を素材としてこのアフリカの造形作家が生み出す作品が放射する現実への警告がこれほどシリアスに響くときはない。ぼくたちは大きな転換点にいることを自覚すべ…

こんな状況で気が重かったが、計画どおり(少し変更したが)27日から3泊4日で車で家族旅行。27日、東名をひたすら西に300km、愛知県は東三河の小さな山を歩き、新城市の湯谷温泉泊。28日は渥美半島へ。延々と続く菜の花畑のあいだを散歩すると菜種油の匂いが…

VOCA展

午後休暇をとり、放射線物質を含んだ冷たい雨が降る中、上野の森美術館に向かい、The Vision Of Contemporary Art 2011を見る。1994年に始まった40才以下の注目すべき若手作家の平面作品を紹介する同展に初めて足を運んだが、最近の傾向として抽象から具象に…

3.11以後

マグニチュード9.0の関東東北大震災から10日が経った。生きていることはひとつの奇跡なのであってそれは何の前触れもなく断ち切られる可能性があるのだという事実を思い知らされて過ごす日々。放射能の恐怖。友人のひとりがブログで戦争の恐怖を体験したと言…

グリッサン追悼6

エドゥアールへ マリー・ドゥ・ラ・メール マリー・ドゥ・ラ・メール 海のざわめきが語った 父の脅威と父の不在のあいだにゆれながら マリー・ドゥ・ラ・メール マリー・ドゥ・ラ・メール 不可能な水平線の彼方へ向かう眼差しの果てに 蒸発する蜃気楼の城閣 …