VOCA展

午後休暇をとり、放射線物質を含んだ冷たい雨が降る中、上野の森美術館に向かい、The Vision Of Contemporary Art 2011を見る。1994年に始まった40才以下の注目すべき若手作家の平面作品を紹介する同展に初めて足を運んだが、最近の傾向として抽象から具象にシフトする傾向があるのだそうだ。中山玲佳の「或る惑星」は確かに画面の密度が濃い。熊澤未来子「より未来へ」の圧倒的鉛筆細密画。個人的にはクサナギシンペイのほんのりした色と形たちの戯れがよかったです。でもやっぱり生きのいい抽象画を見たい気もした。