シュールレアリスム展

今日は仕事のカレンダーでうれしい休日。しかも終日free time!! なんとぜいたくな時間だろう...。午前中は輪読会で担当する『ラマンタン湾』の訳稿にじっくり手を入れる。そして昼前に六本木の新国立美術館でポンピドゥー・センター所蔵作品で構成される『シュールレアリスム展』へ。会期中二度目の観賞。すばらしい展覧会である。タブローやオブジェを鑑賞し、パネルや壁面にアレンジされたブルトンを中心とするテクストを読みながら周到に再構成された20世紀最大の芸術ムーヴメントを辿り直すひととき。ブニュエルの『アンダルシアの犬』はなつかしい。ブルトンのアトリエの映像もあった。でもセゼールのポートレイトがひとつもなかったのがさびしかった...。アンドレ・マッソンがいかに巨人であったかを再認識、安定してるねえ。それからヴィクトル・ブローネルの素晴らしさを今回発見した。『法悦』、いいねえ。絵葉書を一枚買う。いい気分で帰宅して冷酒をしこたま飲み、酔いに任せてこれを書く。