ジョン・ケージの波

公園通りクラシックスにて、19時半スタートのAYUO and SEASHELLライブ。まずはジョイス研究者でもある神話学者ジョゼフ・キャンベルについてのAYUOさんのレクチャー。そのあと演奏に入り、前半はキャンベルの妻であるコンテンポラリー・ダンサー、ジーン・エルドマンのために40年代に作曲されたジョンン・ケージの『オフィーリア』や弦楽四重奏曲の抜粋が演奏された。この3、4日風邪をひいて調子がすぐれない。しかし後半のAYUOのオリジナル『Voices In The Wind』の素晴らしさに体調は一気に回復した。「海に流されていった人々のための祈り」という副題のついた、歌やダンスを交えたAYUOさんらしい組曲風のパフォーマンスだが、英語のテクストは管啓次郎によって翻訳され朗読された。特に4曲目がよかった。AYUOさんにいかにケージが影響を与えているか、改めて認識する。