AYUO新境地!(2)

きょうも暑かった。AYUOさんのスペシャル・ナイトの二日目。時間を間違えて第Ⅰ部の終わりごろにKENに滑り込む。第Ⅱ部の「アルトージャン・ルイ・バロー」。AYUO作曲のピアノ・ソロ作品Aberalrd's Prayerは充実した力作。次のアルトーのテクストによるエレクトリック・バイオリンを使ったUp There In The Skyはイメージの広がりがすごい。これが?部で一番のききものだった。ディストーションをかけたギターのようなヴァイオリンのフレーズと言葉の流れが融合している。あゆおさんのパフォーマンスに接するととくに感じるのは、その音楽と言葉の融合具合の濃密さだ。音楽と言葉とダンスはひとつのポエジーとして共存する。その経験は稀有なことだ。だからスタンダードを歌っても、独特の味わいがでてくる。歌詞をこれだけ鮮明に表出するシンガーはそう多くはないだろう。是非、ジャズ・スタンダード集をCD化してほしいものだ。Ⅱ部ののこり、Aberard's Lamentとラベルの「ダフニスとクロエ」のメロディに自作の詞をのせたShadows and Dancing Lightもよかった。KENを出ると夕立。しばらく雨宿りしていると三軒茶屋の空に虹がかかった。夏が来た。(アップしたと思っていたら下書きのままでした...7月21日)