2011-02-17から1日間の記事一覧

解釈という余韻

昨日の朝日夕刊に載った高階秀爾の評論「〈薄霞〉の曖昧さ」を読む。芭蕉の「野ざらし紀行」の一句、 春なれや名もなき山の薄霞は、初稿では「朝霞」だったのが「薄霞」に改められた。朝霞の方が季節の情景が引きしまって伝わるのにあえてぼんやりした後者が…