2011-10-06から1日間の記事一覧

『島の水、島の火』

管啓次郎の待望の第2詩集である。自然のエレメントへのまなざし。いや、求められるのはただ観るだけではなくそれを体感すること。そこから「詩」ははじまるのだから。「私の詩は私をつらぬく地、水、火、風の残響」(p.85)。地水火風の流動とともに震動する身…