2022-01-27から1日間の記事一覧

プルースト読書会 vol.13

吉川一義訳『失われた時を求めて』第13冊は第7篇「見いだされた時」の約三分の二を収録。ついに「私」は小説家になってゆく。第一次大戦の時代を経て老いてゆくシャリュリスの描写が味わい深いが、男爵の登場を導く街の描写もまたよい。たとえば196頁のパリ…