カブトムシとの生活

3日に西東京市の広大な造園家のお宅に一家でお邪魔した。友人のイギリス人竪琴弾きを招いた小さな親子コンサートの通訳を頼まれたからだが、その庭はすごかった。なんと昼間なのにカブトムシがわんさかいるのである。クヌギかクリかなにかの木をゆするとぼたぼたと見事な甲虫たちが雨のように降って来る。子供たちは大興奮。若いご主人の話によれば、昨年から大量発生したのだという。なんだかちょっと不気味な感じもするのだが...。お土産にオス3匹にメス1匹(ちょっとバランスが悪い)をもらってきた。しばらくイチゴパックの中に押し込められていた彼らは、今日、ようやく大きな飼育ケースに移ることができた。腐葉土をたっぷり敷き、運動用の木切れも入れ、きょう食べたスイカの皮と昆虫ゼリーを置いた。2匹はさっそくゼリーやスイカにかぶりつき、残りの2匹は土にもぐりこんで寝てしまった。ぼくの部屋が彼らの居場所となった。