気温が上がり、各地で夏日を記録したそうだ。久しぶりに車を動かす。ガソリンを入れ、洗車してもらい、走り回っていろいろと用事を済ませる。車のなかでヨッフムドレスデン国立管によるブルックナーの第2交響曲全部とキース・ジャレットの弾くショスタコヴィッチの24の前奏曲とフーガを途中まで聴いた。洗車のタダ券が使える東名環八入り口のガス・スタまでわざわざやってきたら、何と2時間待ち。その間砧公園の芝生の上で加藤周一の『サルトル』を読み進めるがすぐに眠くなる。今朝は1ヶ月半ぶりに、製作中のグリッサンの『全-世界』のあらすじノートに目を通した。そのあとちょっとピアノの蓋を開けてLove LetterやらOn the Green Dolphin Streetやらぱらぱら弾いてみたら、思いがけず指が回ったのでちょっと嬉しかった。気温の上昇とともに、ここのところさび付いていく一方の脳も身体も、少しは機能を回復してくれるといいのだが。
  今日書き込んだおかげで、「月記」の体裁をかろうじて保った。