ことばのポトラック vol.3

11時半に渋谷のサラヴァ東京へ。藤部さんが来てたので同じテーブルでビールとブランチ。あとからカヌーイストの山田さんも。13時開演。震災後、さまざまな言葉が発信されはじめた。そのさざ波は、ためらいながら、あたらしい震動となってひろがっていく。くぼたのぞみさんの名司会のもと、管啓次郎の力強い朗読からその時間は流れ始めた。温又柔の物語はストレートに暖かい。清岡友比古がかけがえのない存在へとたむける言葉は遠く深い。「ながいものに巻かれよ」という「知恵」へ決然と反旗を翻す南映子の張り詰めた知性とユーモア。旦敬介のとっておきの短編...すべてのパフォーマンスが個性に溢れ、未来に向けて発信されていた。そして中途半端な自分の人生をふり返ってうなだれた。このささやかで歴史的なひとときに参加できたことを幸運に思う。