暑い一日

 今日は「さようなら原発10万人集会」に家族で行こうと思っていたのだが、息子が熱っぽくてなんだかぐったりしているので昼ごろ医者に連れて行く。夏風邪らしい。家族参加はあきらめて一人で代々木公園に向かう。着いたのは2時過ぎでもう主なスピーチはとっくに終了し、デモ行進が始まっていた。一人で群衆にまぎれて行進に参加。原宿の交差点で「交通整理」のためにデモの列幅を絞り、分断する警察官に不満のあらし。音楽や「組合運動的ではない」みごとなベルカントの抑揚のついたシュプレヒコールなど、いろんな人々が思い思いに参加していた。菜の花をあしらった緑色のNO NUKEと書かれた「福島バッジプロジェクト」のバッジを3つ買う。そのうち授業のネタにしよう。かのベルカント氏を乗せたかわいい街宣車には「電力は足りてる、愛が足りない」と書かれていた。ベルカント氏はマイペースで「原発いらない!」と音頭を取っていたが、さぞ疲れたのだろう、しばらくするとゲホッとせき込んだり、言い損ねたりする。歩いていたぼくらや歩道からデモを眺めている人々はおたがいに顔を見合わせて笑ってしまう。その瞬間、そこはかとない連帯感が広がった。表参道まで歩いて脱落。汗びっしょりのシャツを着替えて経堂へ。マックでアルバン・ベルグの『ルル』に関する英語論文のコピーを読む。6時からAYUOさんのワークショップ。このところフルートもピアノも練習する余裕が全然ない。夏休みに気合を入れよう。