バロン×晴ツ(横手ありさ)

そろそろ梅雨入りだが今日はまだ大丈夫。仕事を終えて高円寺のライブハウスへ。駅前の回転寿司に入ってから喫茶店でコーヒーを飲み、満ち足りた気分で20時ちょっと前に高円寺GRAINに滑り込む。壁には福島の帰宅困難地域の写真がずらりと飾られている。今晩はヴォードビリアンのバロンと横手ありさの率いるトリオを聴くのだ。前半のバロンさんはウクレレをメインにニューオリンズジャズからシャンソン、果ては牧信二までをカバー。森友やらの社会風刺も効いてる。スプーン・パーカッション、口トランペット(?)、タップダンス、パントマイムも取り混ぜてすごく楽しい。ステージで歌われた「JUBAN(襦袢)」−−これは傑作です!−−が入った『ソースと醤油』というすばらしいタイトルのCDを買う。後半の「晴ツ」は横手ありさのvo、武徹太郎のg、荒井健太のdsといったトリオ編成。最初の曲と最後の島唄2曲が心に沁みる。ありささんののびやかな声を久しぶりに楽しんだ。ドラムスがすごい。ギターの武さんが最後に弾いた自身の創作楽器「六線」の音がとてもよかった。「晴ツ」は発展途上の感じでこれからもっとよくなるでしょう。ヨーロッパ公演に向けてがんばってください。このところ芝居を見たりライブを聴いたり、ちょっと余裕が出てきたのがうれしい。