『コバ』を読んだ夏

平凡な生活環境にちょとした変化があり忙しくなった今年の8月であった。この夏はひたすら『ラマンタンの入江』の翻訳作業。「海の氾濫」の章がようやく終わった。そこに書評として取り上げられているAlain Borer Koba(2002)を読んだ。すごく面白かった。神々の殺戮者、コバ。エドゥアール・グリッサン賞を取ったこの反方舟神話をいつか訳してみたい。そして諸言語のひしめくla montagne des langues、コーカサスの地を訪れてみたいものだ。