大辻都『渡りの文学』刊行記念イベント

 (これを書いているのは3月17日。年が明けてから引っ越しがにわかに具体化し、1月2月と目が回る忙しさでブログを書く暇もなかったが、ようやく余裕が出てきた。忘れないうちに遡っておく。)
 この日は一日上野の東京文化会館に詰める仕事だったが、途中なんとか抜け出して15時から1時間ほど下北BBにて、ついに出た大辻都のマリーズ・コンデ論、『渡りの文学』刊行イベントに参加。お相手はコンデの『生命の樹』の翻訳者管啓次郎、コンデで博士論文を書いた小野正嗣両氏。日本でマリーズ・コンデを語るのにこれ以上は考えられない豪華な布陣。小野さんのコンデ観がうかがえて興味深かった。上野に戻らねばならず最後までいられなかったのが残念だった。ずっしり重い『渡りの文学』を手にして、さあ、マリーズ・コンデ集中読書の開始である。