メロディ

 今日のWC研は、なんと『小さな恋のメロディ』(1971)であった。ロンドンのパブリック・スクールの少年少女の恋のめばえを描くポエジーマーク・レスタートレイシー・ハイドもとってもかわいい。1971年、ぼくもダニーと同じ11才だった。全篇に流れる「メロディ・フェア」がただただ懐かしい。ありえなかった過去との淡い再会のひととき。(校長先生がゲイリー・バートンそっくりだった...。)
 1971年といえばジョン・レノンのimagine、キャロル・キングのYou've got a friendが世に出た。電化マイルスバンドでチック・コリア退団のあと2台のキーボードを直角に配置し狂乱のプレイを繰りひろげていたキース・ジャレットオスロのスタジオであの記念すべきソロ・ピアノ第1作『Facing You』を録音したのもこの年だった。

映画を見たあと、ジョージア州サバンナへ旅立つR.H.を送る会。フルートでO'CarolanのPlanxity Irwinを吹く。17世紀から18世紀に活躍したアイルランドの盲目のハープ奏者、作曲家、吟遊詩人オカロランはたくさんのメロディを書き残したが、これはぼくの大好きな一曲。