今年もおしまい

 いろいろひと段落。おととい、毎年1,2回行く治療院で鍼を打ってもらい代謝がよくなった。今日は朝から大掃除。ここ数年ほったらかしの窓ふきを徹底的にやる。薬剤を使わずに酢を希釈してそれでごしごしこするとぴかぴかになったがこちらもへとへと。それから風呂掃除、床のワックスがけ。夕方、ふと「第9」が聞きたくなり、埃をかぶったフルトベングラーのLP(51年のバイロイトの奴)をひっぱりだし、大音量でかけながら子供とラバーボールでバレーボールごっこ(もう懲りたので室内でサッカーはしない)。ぼくがスパイクを打ち奴が回転レシーブ、これを延々と繰り返す。震動で針が2、3回飛んだ。まったくベートーベンには申し訳ない鑑賞態度だ。でも第4楽章には敬意を表してバレーは中止し音楽に集中することにした。「歓喜の歌」はやはり立派だった。「人類愛」だぜ。すごいよな。
 夜は紅白を観る。日本の歌謡風俗への興味でここ2,3年けっこう見るようになった。初めのうちはショウとして面白かったが、だんだん大軍団のダンスや執拗に「絆」「家族」「故郷」を繰り返すMCやオリンピックのメダリストばかりが登場する構成にうんざりしてきた。なんだかなあ...。
 来年はいったいどんな年になるのだろう。どんなにわずかなことしかできなくなっても、それをやり続けるしかないだろう。人が平和と共生を求める年になってほしいものだ。