国立のカリブ海トーク

 午後4時より、お洒落な国立のキノ・キュッヘにて中村隆之氏をホストにラム酒を飲みながらカリブ海トーク。中村さんの今の問題意識が語られたのがよかった。カリブ海地域研究が現地にとどまらずわれわれの生きる世界全体を見回すための強力な射程を有していることが確認される。参考上映された懐かしき『マルティニクの少年』(1983年、ユーザン・パルシー監督、106分)。1930年代のマルティニクの風景に浸った。ふるまわれたラム・アグリコールは旨かった。音楽もたくさん流れた。なかでもMarius Cultier,Ouelele Souskai、Eugène Mona,Vol.2が最高! そんなにカリブ海音楽を聴き込んでいるわけではないけれど、今まで聴いたフレンチ・カリビアン・ミュージックにおいて僕のベスト・ワンはダントツでマリウ・クルティエのà la place des arts(1970)である。抜群のメロディ・センスで他を寄せつけないクルティエ。Ouelele Souskaiが代表作だそうだ。買おう!それからユジェーヌ・モナがフル−ト奏者であることを知った。Blanc Mangeしか知らなかったが、こちらもチェックだね。