ビル・エバンスの映像

ジャズ好きのあたらしい同僚のすすめでビル・エバンスの晩年のライブ映像Jazz at the Maintenance Shopを観る。1979年1月、アイオワのジャズクラブでの演奏のファースト・セット。いやあ、懐かしのビル・エバンスである。マーク・ジョンソンのベースが初々しい。スコット・ラファロゲイリー・ピーコックの系列の天才べ―シストのプレイに目が釘付けになる。晩年のビルは意外と激しいプレイもみせる。最晩年のアルバムとしては"You Must Believe in Spring"を思い出すなあ。センチメンタルな10代の終わり頃。でもあの頃はビル・エバンスはちょっと物足りなかったな。ぼくはエバンスを聴くくらいなら印象派のクラシックを聴くよ、なんて言ってたっけ。やっぱりキース・ジャレットの過激さが欲しかったんだよね。ぼくのビル・エバンス一押しは、フルートのジェレミー・スタイグとの"What's New"。久しぶりに聴きたくなった。