ファイン・アートな午後

 午後、休暇を取って美術展3連発。
 まずは銀座、宮坂画廊にて荻原克哉個展。テンペラの新作はいつになく明るくポップな(失礼!)色彩感が楽しい。春が近いなあ。ポップなんて軽い言葉を使ってしまったが、彼の精密で繊細な線描と色合いの上品さは比類がない。いつまでも見ていたい。日常の仕事に忙殺されながら今年も個展にこぎつけられたパワーは仰ぎ見るばかりだ。自分の仕事に賭ける情熱のなせる技。身体をこわさぬようにご活躍ください。
 次は都立芸術高校Gallery GにてLink Ⅱを観る。ああ、すごいな、力のこもった作品ばかりだ。この空間ももうすぐクローズ。みなさんのこの場所への思いが結集した一期一会の祝祭的な展示空間である。この場所から僕がもらったものは計り知れない...。
 最後は目黒区民ギャラリーで芸術高校最後の美術科卒業制作展。みんな目をみはるすばらしい成長ぶり! ここに来ることができてよかった。次のステージへ向けて頑張ってください。
 アートは人と人とをつなぐものなんだね。いい午後だった。