『チーロの歌』

今日の午後は府中市民球場で野球の応援。夜は下北BBにて、管啓次郎訳の絵本『チーロの歌』(クレヨンハウス)の出版記念イベント。お相手は野崎歓さん。今晩は管さんの朗読にフルートで音楽をつけることになった。あらかじめ作っておいたいくつかのモチーフを即興的にふくらませたり、ちょっといたずらしたり、楽しかったです。朗読のあとは野崎×管の絵本談義。野崎訳の絵本『ラプーたんていの事件簿2 グリーンピースはおおあわて』(クレヨンハウス)を訳者から頂いた。ありがとうございます。チーロは哲学入門、ラプーはフランス文学入門の趣。絵本って読み手の大人と読んでもらう子供の双方に向けられてつくられてるなあ、とあらためてあたりまえのことに気づく。「感覚というのは、あなたが世界にむかってうたう歌のこと。そして世界がかえしてくれる歌のこと。あなたがうたえば、世界はかならずこたえてくれる。するとね、見えてくるの」。赤ちゃんこうもりチーロの母の名台詞。